プロフィール


小松市国際交流協会の概要

名 称 小松市国際交流協会
設 立 平成5年11月12日
所在地 〒923-0806 石川県小松市小寺町乙80-1
連絡先 TEL: 0761-21-2226
  FAX: 0761-21-2432

目 的

 

市民と民間団体と行政が連携し、国際交流に携わる人々のネットワーク化を図り、自主的で発展的な交流を推進する

規 約

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2024年度 小松市国際交流協会方針


この度、小松市国際交流協会の中村知恵前会長から大切なバトンを受け継がせていただくことになりました下徳こづえです。精一杯務めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

初めに、元日に発生した能登半島地震により今なお大変な状況に直面されている方々、ご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

外国人技能実習生も数多くが被災し、働き口を失くして困っている人たちがおられます。本人に雇用関係の情報が届かないとの声も聞かれ、情報伝達の大切さを強く感じました。

おかげさまで昨年度、当協会は創立30周年を迎えることができました。

昨年度は記念式典や数々の記念事業を通じて会員同士の絆をいっそう強くし、また活動へのご理解や関心を深めていただけたと実感しております。

会員の皆さま、関係各位の皆さまには、1993年の創立から今日まで、大きなご支援とご協力を賜り心より感謝申し上げます。

小松市では外国人登録者数が令和6年4月1日時点で42カ国、3054名とのことです。国の政策にも変化が見られ、今後ますます増えることが予想されます。

職場や学校、地域など共に暮らす中で、お互いの背景や価値観を尊重し、異なる文化を理解し合う温かい交流は、持続可能なまちづくりの実現にとってさらに不可欠になっていくと考えられます。

私は協会設立後間もなく入会いたしましたが、出会う外国人の方々から多くの学びや優しさをいただき、つながりの喜びを感じると同時につながりの重要性を感じております。

今回の地震や大雨による浸水、大雪などの自然災害時におきましても、一刻を争う状況で隣近所や地域住民の手助けが必要不可欠であり、常日頃から顔の見える関係をつくることの大切さもあらためて考えさせられました。

私たちの協会の「多文化防災部会」では外国人と日本人が共に災害について学び、多言語に対応するべく外国人防災士やしみん救護員も育成されております。今回の災害につきましても、多文化防災等の活動を通じて、点検、改善を進めてまいりたいと思います。

交通やインターネットの発達が目覚ましく、人や文化の交流著しい現代は、多様性を受け入れるべき社会になっています。地球環境、資源やエネルギー確保など様々な問題も発生しており、同じ地球上では今もなお痛ましい戦争や争い、食糧危機が続いています。民間による交流は微力ながらも、継続することで特別な役割を担えることと思います。

 

現在、当協会は「日本語の会」「多文化防災部会」「市民交流部会」「国際理解部会」「広報部会」の5つの部会と、生活相談やいろいろな手続きの相談を行う「相談員事業」から成り、時代や地域のニーズを考えた多種多様な活動を今年度も継続し、強化してまいります。

私たちの協会は、市民レベルによる諸外国との相互交流と友好親善の増進を図り、世界に開かれた地域社会づくりと国際社会の平和と発展に寄与することを目的としています。 

新体制では3つの視点に留意し、活動方針といたします

 

第1は、会員の皆さま、県や市、近隣の団体の皆さまとの連携を深めるとともに、交流の場を国外にも広げて協会の発展に努める

第2は、人の痛みに心を寄せ、差別や偏見のない共生社会を実現する

第3は、その活動を実現するために、協会内の連帯強化や相互補完によって、団結力を高めながら組織を活性化させる(一例としてイベント事業の部会横断化)

 

さまからお寄せいただくご意見やご要望を反映させながら、より一層地域に根ざした協会を目指したいと存じます。年度も小松市消防本部、小松警察署、小松大学、小松市役所の皆さま、他団体の皆さまのご協力をいただきながら、邁進してまいります。

 

当協会の活動に対し、変わらぬご支援とお力添えを賜わりますよう、お願い申し上げます。

小松市国際交流協会 会長

下徳 こづえ